乳幼児健診で「再検査」!!どういう事?どうしたらいいの??

支援について

こんにちは。ママSTのうっちぃです。

今回は、赤ちゃんの発育状態を確認し、子育てをサポートしていくための制度、乳幼児健診についてお話ししたいと思います。

特に、言語聴覚士として深くかかわる、1歳6か月健診3歳児健診については、詳しく書いていきますね。

そもそも、乳幼児健診って何?何のためにあるの??

乳幼児健は、子供の発達の確認問題の早期発見子育ての不安解消のためにあります。

3₋4か月、1歳6か月、3歳児健診の3回は、各自治体が必ず行っている健診になります。

(1か月健診は、出産した産院にて受診していると思います。)

他にも、任意のため各自治体で多少異なりますが、6か月・9か月・2歳でも健診があったりします。

自治体によっては、任意の健診は『健診無料券』を配布して、自分が見てほしいタイミングで、病院を予約をして受診する…というスタイルもあるようです。

3-4か月健診

首のすわりの確認が中心です。

頭囲・胸囲・身長・体重などの測定も行い、身体的発達状況の確認を行っていきます。

保健師さんとの話の中で、「音に反応するか」「物を目で追うか」などの発達も確認していきます。

1歳6か月健診

これまでの身体面中心の健診とは異なり、心や言語の発達の確認も行われるようになります。

簡単な聴力検査も実施されます。

ここに、STが参画させていただく機会も増えています。

また、要再検査になった場合も、精密検査の場として、STがいる施設が紹介となる事も多いです。

確認項目も増え、要再検査となる事も増えてきます。

後で詳しく書かせていただきます。

3歳児健診

3歳児健診と言っても、実際には3歳6か月ごろに実施されることが多いようです。

身長・体重の測定のほかに、言語・社会性の確認視力・聴力歯科健診も入ってくる、大事な健診です。

健診の目的は、子供の発達の確認ですが、母子の健康を守るためでもあります。

核家族も増えており、母親が子育てを相談できる人が少ない場合もあります。

子育てをチェックされると思わず、相談できる場として、積極的に利用してみてください。

この健診も、言語・社会性からもとても重要なため、後で詳しく書かせていただきますね。

1歳6か月健診の流れ

どんなことをするの?

身長・体重・胸囲・頭囲などの測定のほか、医師による診断、歯科医師(歯科衛生士)による歯の確認や、歯磨き指導、栄養指導があります。

聴覚の発達として、絵本などを読んでいる後ろから音を出し、振り向き反応があるかを確認します。

積み木を3つ程度、積み上げられるかも、発達の確認として実施します。

言葉のチェックとして、6つ程度の絵の中から(右の図は4つですが…)、名前を聞いて指させるか、意味のある語は出ているかを確認します。

※実際にはもっとクオリティーの高い図版を使用していると思います。

(アンパンマン→「パンマン」の様に、きれいに言えていなくても、それを意味していれば大丈夫です。)

健診とは、問題がある子を「異常なし」と判断してしまう、『取りこぼし』のない様に、少しでも引っかかりがある子は、念の為に再検査を勧めるようになっています。

その為、この健診では再検査となるお子さんが増える傾向にあります。

体調や機嫌によって、普段できていることが、健診の場ではできないこともありますよね。

その場合も、『要検査』となってしまう事がありますが、重く受け止めすぎないで下さいね

(実際私の下の子も、要検査となりました。)その方が、保護者の方にも安心していただけると思います。

要再検査となったら、どうしたらいいの?

市町村によって対応は異なるります。

再検査の実施施設を紹介してもらえることもあれば、2歳になった頃に、保健師さんが確認の電話をくれる所もあります。

1歳6か月健診で、聴力の問題を指摘されたお子さんの中には、『滲出性中耳炎』になっているお子さんも多くいます。

滲出性中耳炎とは、痛みや発熱を伴わず、症状はほぼ難聴のみの中耳炎です。

症状が「きこえにくさ」のみなので、周りからは気付きにくく、そのままになっていることがあります。

聞こえにくいから、言葉も遅くなるケースも多いのです。

その為、耳鼻科受診を勧められることもあります。

言葉の確認として、言語聴覚士がいる病院を紹介されることもあります。

実際に、私も健診の精査機関で勤務していましたが、再検査で半数以上が異常なしとなっていたように思います。

普段と慣れない場所で興奮したり、長い時間いろいろな健診を受けて疲れたり…いつもの力を発揮できなくて当たり前ですよね。

精密検査にて、中耳炎でもないけれど、聞こえが悪い、あるいは言語の課題が難しいとなれば、2歳ごろに再度、再検査をすることとなります。

再検査以降も、必要に応じて検査・フォローを行っていきます。

3歳児健診の流れ

どんなことをするの?

身長・体重・胸囲・頭囲などの測定のほか、医師による診断、歯科医師(歯科衛生士)による歯の確認や、歯磨き指導、栄養指導、必要であれば視力・聴力検査があります。

3歳児の言語の発達確認では、可能であれば母子分離(子供と母親が離れた状態で)で行われることがあります。

「自分の名前が言えるか」、「色や大小はわかるか」、「2語文が話せるか」…等を確認していきます。

中には、発音を気にされる親御さんもいらっしゃいますが、それについてはこちらを読んでみてくださいね。

⇒「サ行が言えない」構音障害ってなに?

3歳児健診でも、『取りこぼし』がない様、何か引っかかりがある子は再検査となる場合があります。市町村により、精査機関の紹介をしたり、内容によっては、4歳頃に保健師さんから確認の電話がかかってくるようになります。

要再検査になったらどうしたらいいの?

こちらも、市町村によって対応は異なります。

精査機関の紹介をしたり、内容によっては、4歳頃に保健師さんから確認の電話がかかってくるようになります。

聞こえの面で再検査になった場合は、この健診からヘッドホンを付けての、聴力検査が可能となります。

これにより、聴力の左右差も確認することができます。

(どのお子さんもできるわけではありません。ヘッドホンが苦手な子など、個人差があります。)

言語面も確認し、遅れが見られれば、定期的に通院して、言語訓練を開始することもあります。

乳幼児健診で再検査!!のまとめ

乳幼児健診は、障害があった場合の早期発見の場でもありますが、何より子育ての不安の解消の場だと思います。

核家族化もすすむ中で、特に子供が小さい頃は、近くで相談できる人がいない親御さんも増えてきています。

心配なことは、何でも聞いてみてください。

「再検査」と聞くと、いいイメージはあまりありませんよね。

健診は、【『取りこぼし』のない様に!】という制度になっていることを覚えておいてください。

何か少しでも引っかかりがあれば、再検査となります。

再検査で専門機関に行けば、よりゆっくり丁寧に専門スタッフから話を聞くことができます。

必要であれば、長期的なフォローや訓練などの対応も可能です。

「心配だから行かない」のではなく、「心配を解消するため」に是非、健診・再検査はしっかりと欲しいと思います。

みんなが、安心して子育てをできる様になりますように。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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